病院長あいさつ
当院は、1955年に津生協病院の前身である柳山診療所が開所されて以来、地域の組合員さんとともに築き、歩んでまいりました。
当院では、地域の人々が「安心して暮らし続けられる」事を目指し、医療・介護・福祉の連携の強化に取り組んでおります。地域の要求に応え、診療報酬化される以前から取り組んできた訪問看護や在宅医療をはじめ、健診から救急医療・慢性疾患管理・手術療法・リハビリテーション・療養的ケア・在宅往診まで、切れ目のない医療に邁進してまいります。
特に、今後は在宅医療の分野については、地域からの要求も高く、当院として最も重要視していきたいと考えております。
医療崩壊の兆しは、この津の地域にも訪れています。
しかし、このような時代だからこそ、より多くの地域の関係機関と手をつなぎ、組合員さんとともに人々の健康を守る砦の病院として発展できるよう、日々努力する所存です。
今後とも、皆様方のご協力を、心よりお願い申し上げます。
津生協病院 院長
管理部紹介
副院長宮田智仁
お釈迦様の教えに、避けることのできない苦しみとして生老病死という4つの苦があると言われています。お釈迦様はその苦しみから解放されるには、自己の煩悩に気づき、正しくその煩悩と向き合うことを教えています。一方で、人類はその煩悩をエネルギーとして発展してきました。いつまでも若く・健康でありたい、病気になったら何とかして治るようにと。生老病死への正しい向き合い方は普遍的なようであり、科学の発展とともに変遷するのではないでしょうか。私たちは、生老病死という苦しみに、皆様と一緒に正しく向き合えるよう努力していきます。
総看護師長落合聖子
看護部は、患者さまからの「ありがとう」「生協病院でよかった」の声に支えられ、常に患者さまの立場にたち、患者さまの思いから出発する看護を実践してきました。
疾病のみでなく、生活や背景まで『看る』ことを大切にし、健康を阻害する要因にも目を向け、安心して生活できるためのケアや支援を行っています。
特に高齢者ケア・認知症ケアにおいては、多職種とのチーム医療の中心的役割を担っています。患者さまの尊厳を尊重し、決してあきらめず、患者さまの可能性を追求し、患者さまひとり一人とじっくり向き合うことを大切にしています。
看護師育成においては、急性期から地域まで幅広く活躍できる看護師を育成するための研修プログラムを整備しています。看護師個々のペースに合わせ、育ち合うことを大切にし、職場や病院全体で育てています。
事務長岩﨑吉樹
津生協病院事務長の岩﨑と申します。
当院は病気になって初めて皆さまと接点を持つ病院ではなく、地域の皆さまと、健康な状態のときから地域の様々な場所でつながり活動しております。更には、治療や健康づくりという視点だけでなく、不健康な状態を生み出す様々なくらしの課題にも向き合い、その人がこの地域で健康的に暮らし続けられることをサポートしています。
院長、副院長はじめ、医療生協の組合員の皆さまとともに、この地域の課題に向き合っていく病院づくり、そして、その実践を持続するための経営管理を心掛けていきたいと思います。