K氏の死後訪問へ行ってきた。
娘さんと4か月経って当時の想いや今どう思っているのかなど、さまざまなお話を聞くことができた。
娘さんとお話する中で「あんなに早く亡くなるとは思っていなかった。あの時、あと数日かもしれないと言ってもらえて良かった。」とおっしゃっていた。
正直、亡くなる日を予測するのは難しいと思う。
だが、家族が死を受け入れられるように看護師がどう声をかけて、どう関わっていくのかが大切になるということに改めて気づき学ぶことができた。
また、その関わりに関して娘さんは「どうしたらいいのか、何をしたらいいのかわからなかったが一緒にいる時間を作ってくださり、一緒に口をきれいにしたり、足湯をして一緒にマッサージできたことは良かった」と言って頂き、一緒にケアをすることが家族の受け入れという部分に大きく関わることが出来たのではないかと感じた。
娘さんは本当にあれで良かったのかと後悔している部分もあり、亡くなってからの方がつらかったと時々涙を流されておっしゃっていた。また、K氏との思い出や外出でのお話を笑って話すこともでき、娘さんの今の思いを知ることができた。
今回の死後訪問を通して、入院中の家族だけではなくその後の家族の生活や思いを知ることができ、とても深い学びになったと思う。
このことを今後の看護ケアに活かすことができるようがんばっていきたい。
今回、機会をつくってくださったK氏の娘さんをはじめとするご家族の方々、本当にありがとうございました。
(K氏のご家族から頂いた手紙)